海外移住で「現地化」が必要なわけとは

  1. 海外生活で「現地化」が必要と感じた経緯
  2. ①言語取得の難しさ
  3. ② ベトナム人と外国人の違い

海外生活で「現地化」が必要と感じた経緯

新しい国に移住すると、様々な課題が発生していきます。それは言語、その国での習慣や生活スタイルなど。

一度そこの国に住んで慣れてしまえば、色々なことが当たり前になります。ただ、そこでの生活に慣れる必要があると分かっていても、体感レベルで慣れるのは時間と根気が要求されます。

私はいつも日本帰国時に知り合いに会うときに、「そもそも海外は住めるものなのか」ということをよく聞かれます。

海外と聞くと異国での生活なので、自分がそこでやっていくことをイメージするのが難しいことはよくわかります。

私の場合、わりと10代の勢いで海外に行き、あまり余計なことは考えてこなかったです。

当時は、地元の北海道にある大学を退学し、オーストラリア国内の大学への入学を目指していた頃でした。その決断をした数ヶ月後に渡航を設定していたため、準備に追われて間もなく渡航という感じでした。

考える時間がないほど状況が追い込まれていたことが良かったのかもしれません(笑)。

今では海外の情報がオープン化され、誰でも何となくはYouTubeなどで生活はイメージしやすいです。とはいえ、自分がいざ行こうとするとハードルが高く、旅行気分では踏み出せないのも事実。

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唐突ですが、私は今年の7月にベトナムのハノイに移住をして、海外移住という軸では、一から振り出しに戻った気分です。

ベトナムならではの難しさ

ベトナム語という新しい言語の習得の難しさ
ローカルの人たちと会話がうまくいかない
ベトナム人と外国人での法律上における待遇の違い

もちろん、これまで積み上げてきたものをそのまま応用できることも多々あります。(個人的に)それは英語力、海外生活の慣れ、これまでの仕事の経験値などです。

ベトナムに来て一筋縄でいかないことが多く、どうすればここの暮らしに馴染めるのかと考えていた経緯がありました。

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海外移住では現地化がカギとなる
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現地化とは、現地の生活、文化や言語に慣れて、適応していくことを指します。その国々でそのファクターは異なるため、一言で何をどうすればいいかはケースバイケースです。

あくまで個人的なスタンスですが、海外にいる時は出来るだけ現地の人たちとも関わりたいと思っています。その場合、ある程度は現地語やその国の習慣などを理解する必要があります。

シンガポールでも日本人とシンガポール人の交流をちょうど半々くらいにでき、バランスが取れていました。また、現地に適応しているという感覚があった方がストレスも少なく感じていた経緯があります。

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ここで改めて個人なりのベトナムの課題を整理すると、「言語と人脈」に集約されます。他にも生活習慣など色々ありますが、今回は特に重要なものに絞っていきます。


①言語取得の難しさ

まず、私が直近で住んでいたシンガポールでは、初めから英語が通じてコミュニケーションに困ることはあまりなかったです。それ以前にオーストラリアの大学を経ていたから、英語は問題なかったからです。

シンガポール独自のアクセントと言われるシングリッシュも、個人的には聞き取りにくさはあまりなかったです。

しかし、ベトナムの移住時には、ベトナム語で会話らしい会話をした経験もゼロ。渡航してから気が付いたことですが、ベトナムではそもそも公共サービスで英語は通じないのです。さらに追い討ちを掛けられた気分。

初めの2ヶ月は翻訳機を通し、人とのやり取りを行なっていました。それでも何とかはなるものの、会話らしい会話はベトナム語で何もできなかった印象です。

個人で空き時間にベトナム語は勉強していたけれど、特に発音は一人で習得するのが難しいと判断しました。

一方でベトナムで人々と円滑にコミュニケーションが取れれば、交友関係が広くなり、生活そのものがスムーズになることも目に見えてきました。

なので、ベトナム語を攻略する手段として、まずは学校に通いベトナム語レッスンを受けることにしました。特にベトナム語の発音習得は一人で練習し切るのが難しいので、そこはレッスンを受けるかと考えています。その後、文法やイディオムは自分で行おうかと計画中です。

さらに、空き時間はHello Talk」というアプリを使っています。

Hello Talkとは、世界150カ国以上、4000万人の会員で構成される学習コミュニティです。具体的には自分の母国語や得意な言語を相手に教え、逆に学びたい言語を教えてもらうなどです。

これを使い日本に興味があるベトナム人とベトナム語(もしくは日本語)でやり取りをして、練習している形です。

② ベトナム人と外国人の違い

これまで私はオーストラリアとシンガポールに住んでおり、そこでも「現地人と外国人」の違いを感じる場面がありました。

ベトナムの場合、私がYAMAHAの二輪バイクを購入してナンバープレートの発行手続きを行なっている時が顕著な例でした。そもそも二輪バイクの名義をベトナム人にするか、外国人にするかで費用や手続きが変わってきます。

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当たり前のこと、ベトナム人の方が費用が安く済み、手続きがかんたんです。そのことを知らずに初めは自己名義で登録を進めていると、ベトナム語がわからない自分にとって手続きが複雑すぎてスムーズに進まなかったです。

そもそも一人では言語の壁で限界を感じました。そこで知り合いの日本語を話せるベトナム人にこのタスクを依頼しましたところ、様々なことが順調に進みました。

何かの手続きでベトナム人を前に出した方がスムーズに進むものは、信頼できるベトナム人にやってもらおうと今回の件で決めました。逆に日本で何かを契約するときは、基本的に日本人名義の方が良いのも同じ要領です。

海外で現地化を試みるには、やはり人脈も外せない要素です。

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